多様な刺激 環境や経験が脳を活性化させる
ヒトの新生児の特徴は
他の哺乳類に比べて自立性が低い状態で生まれてきます
多くの哺乳類は生後すぐに自力で歩くことができ
自力で生存できる能力があります
これに対して
ヒトの新生児は自力で歩くことができず
親なしで生きていくことができません
こうしたヒトの新生児の未熟さは
未熟な状態で生まれることによって
多様な刺激
にあふれた外界において
環境や経験
によって大きく変化し成長していきます
多様な刺激
環境や経験が感覚を刺激し
脳を活性化させる
80年代半ば頃から子どもの外遊びが減少しました
文部科学省が行っている「体力・運動能力調査」
1986年~1997年の10年間
子どもの運動能力が著しく低下し
その後も 変化はゆるやかではありますが
低下したまま停滞しています
外遊びの減少が
子どもの体力低下に関係しているのかもしれませんね
走る、木登りや砂・泥遊び、ボール投げる蹴る
多様に身体を動かすことで さまざまな感覚が刺激され脳が活性化されます
その経験が減ったことで
感覚の育ちも阻害されてしまったのかもしれません
大人の都合を理由に公園の遊具は撤去され
走る、投げる、蹴るも禁止
公園にあるのはベンチだけ
子どもはベンチに集まりゲーム三昧
いったい 公園は何をする場所になったのだろうか・・・