❤ mama-papa’s diary ❤   気になる子どもの気になるしぐさ    

自分で夢や目標を見つけ、それに向かって努力できる子どもになるといいなぁ・・・

五感から育てる脳育て

人間の感覚には、概に良く知られている五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)に加え

平衡感覚(身体の動きや傾き・スピードを感知)と固有受容覚(筋肉や関節の動きを感知)といった合計7つの感覚があります。

 

生活していると、さまざまな感覚器官から

さまざまな感覚情報が入ってきます絶えず入ってきます

 

脳は次々と入ってくるこれらの感覚情報を

整理・分類し無意識に自分の身体をコントロールしています

 

感覚統合がうまくいっていないと感覚の受け取り方に偏りが出て

状況を把握してそれに応じた行動をすることが難しくなります

 

統合という機能は言わば交通整理をしている警官のようなもので

脳の中に流れ込んでくるさまざまな感覚情報を「交通整理」する働きです

 

たくさんやってくる車を警官がきちんと整えることで

スムーズに車が走ることができるようになっています

 

これと同じ状態が、脳の中でも絶えず行われています

 

身体に入ってくる感覚に対して統合機能が正しくはたらくことで

正しく感覚を整理し、取り入れることができているのです

 

統合機能がが上手く働かないと

次々にやってくる感覚の強弱を調整したり

 

感覚を受け入れる量を調節することがうまくできず

混乱してしまうという状態を引き起こしてしまうのです

 

つまり 次々と身体に入ってこようとする

この7つの感覚を整理したり分類したりするのが 

 

感覚統合 

 

では 具体的に感覚統合が上手く働かないとどうなるか・・・

脳内で交通整理がされないため道は渋滞し事故やトラブルが起きます

 

これが「適応力のつまづき」として現れます

 

少し詳しく言いますと

 

TPOに合わせて物事をじっくり考えて行動したり

上手くコミュニケーションを取ったり 

学習を積み上げていく「総合的な能力」

 

適応力の4つの構成要素

① コミュニケーションスキル 意図理解力 自己表現力

② 行動スキル 注意力    問題解決力

③ アカデミックスキル    読み書き計算 思考能力

④ モータースキル 全身運動 手足の繊細な動き 

 

感覚統合が上手く働かないと

 

視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の五感を

TPOに合わせて上手く使えなくなり

 

これら4つの構成要素に影響を及ぼすことになります

 

感覚を「どこで感じ、どこで使い、どのように使うか」

感覚を自覚して使うことが大事です

 

視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚

平衡感覚・固有受容覚

 

それを繋ぐ感覚統合

 

からだの脳

おりこうさんの脳

こころの脳

 

これら3つの脳育が7つの感覚に繋がります